In vivo イメージングは、同一個体において、 生きたまま経時的な評価を行えるため、ガンや創薬研究などにおいて、汎用される手法です。例えば、マウスなどを麻酔し、ガン組織の発光もしくは蛍光を測定する事で、組織を取り出さなくてもガン組織の大きさや活動度合いが把握でき、新薬などの薬効を経時的にモニタリングする事が出来ます。
画像引用元:In Vivo Imaging Success better preclinical data for success in the clinic
■利用装置
■試薬
D-Luciferin / PBS溶液
D-Luciferin sodium salt (CAY;https://www.funakoshi.co.jp/contents/54950)1gを133.3mlのPBSで溶かす(最終7.5mg/ml)→短期-20℃保存、長期は-80℃保存。不安定なのでなるべく早めに使用する。マウス/ラットには75mg/kgとなるように投与する。30gのマウスの場合300ulを腹腔内投与する
■実験手順
1. レポーター遺伝子であるルシフェラーゼを発現するマウス/ラットを準備する。
2. マウス/ラットにイソフルランによる吸入麻酔をかける。
3. マウス/ラットにD-Luciferin 75mg/kgとなるように腹腔内投与する (30gのマウスの場合300ulを腹腔内投与する)。
4. 5-10分後に発光をIVISで測定する